和菓子三昧の休日

土曜日、熟練の和菓子職人による、和菓子作り体験に行ってきました。


少し遅れて到着した会場には、すでに10人もの参加者でにぎわっており、
我々は、さっそく栗大福をつくるところから始めました。

中身の餡子と、外側の餅で構成されている、単純なスイーツ。
しかし、いざつくるとなると、いつも餡が寄ってしまったり、餅が閉じなかったりと、
うまく行かなかった経験があったのですが…



練りきりで、餡を包む過程


今回の体験で、コツをつかみました。


●まず、手のひらで包む素材を平に均一にのばす。
●餡を載せる。

…と、ここからが職人技なのですが、
●左手にのせ、左手だけで時計回りに回転させながら徐々に包み込む(ここが難しい!)、さらに右手の人差し指で餡を中に押し込み馴染ませる。
●左手で回し包み込む過程で、徐々にしわがなくなり、スムーズに入り口を閉じる。


ポイントは左手の回し技。
これは、まるで大道芸人のジャグリングのようです。

こうしてできあがった球形の両端をつぶして、
完成させた「さつまいも」がこちら。


サツマイモの餡を包み焼き上げました。



焼きたて、おいしかったです。

これは、仕事の休憩のおやつにうれしい…
家庭でも、バターとはちみつ、粉と砂糖とサツマイモさえあればできるということで、今度は自宅でもつくってみたいです。


職人、参加者のみなさんと一緒に。



最後は、参加者同士もうちとけ、
ご近所の常連さん方とも仲良くなり、有意義なものづくりの休日を堪能できました。



そして、翌日…節目の日を迎えました(次回へ続く)  


2010年10月03日 Posted by Owner at 18:49Comments(0)しずおかの「技」特集

「えがお」の伝染

人が微笑ましく笑っている姿っていいものです。

身近な人が、いつも仕事でお世話になっている人へのプレゼントにと、
僕のところでつくったギフトを贈ってくれました。


お孫さんのお名前が入った家具のスタンプ



現場で人望厚い職人、チュウさんへ。



もう定年を迎えられる年齢ながら、現場でお元気に活躍されていて、
趣味は家庭菜園に、孫好きというおじいちゃん。

そこで、お孫さんの名前を刻んだスタンプをプレゼントして、
お孫さんとの絆をさらに深めていただきたいという、贈り手の願いがあり、
実現したものです。












もらったご本人は、早速お孫さんとこのスタンプで戯れていただいているとのこと。
うれしいですね〜

やはりプレゼントした側と、された側、
そして、された側の周囲のみんなが、えがおになることは、ものづくりの醍醐味です。



最近は、こんなものも、あたらしく商品化してみました。



これからも、少しでも、人のえがおが増えるようなきっかけをつくってゆけたらと思います。




マイブランドショップ http://shop.mybrand.jp/
木々の彩りスタンプ http://shop.mybrand.jp/products/detail.php?product_id=17
家具の木のスタンプ http://shop.mybrand.jp/products/detail.php?product_id=18
マイブランドが手がけているデザインの一部 http://www.mybrand.jp/instance.htm
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/


  


2010年09月20日 Posted by Owner at 14:35Comments(0)プライベート

【10月28日イベント告知】みんなで新商品開発 - 第2弾

みんなで一緒につくる、静岡のオリジナル新商品 Our Brand
皆様の投票結果を発表!



残暑厳しい今年の9月。皆様お元気でおすごしでしょうか。

涼しげ:お寺
涼しげ:カニ


少し、涼しげな写真をと思い、とある興津の由緒あるお寺の一角をのせてみました。関所跡が残る天武帝の頃からあるお寺です。どこかわかりますか?
下の写真は、沢ガニです。まだ殻がやわらかくみるい生まれたてのようです。

         *      *      *



参加者のみなさまと、生産者・職人が顔を突き合わせて意見交換しながら、新しい商品アイディアを生み出すという新しい試み、Our Brandプロジェクト

第一弾が7月8日に開催され、皆様にご提案いただいた100個近いアイディアの中から、25個の厳選アイディアに絞り込まれました。
その後、このブログ上やイベントにて実現したいアイディアに投票いただいた結果がこちらです。





●第3位:シーン別古代米レシピ料理教室(275ポイント)

主に女性の支持が強かったですね。
個人的な所感としては、「OL必見!はと麦をつかった美白レシピ」、「受験生あつまれ!黒米目に優しいレシピ」など具体的な利用シーンを、次回参加者のみなさんと掘り起こしてみたいと考えです。


●第2位:本山茶染めのインテリアで店舗進出(壁紙はお茶の消臭効果、のれん、照明、障子など)(300ポイント)

茶染め、茶の釉薬で焼き上げた茶器、チャノキの匙、茶香炉、すべてお茶づくしの空間があってもよいのかもしれません。
スポットでワンポイントで取り入れても物語性があって、茶室としての意味合いが付加されそうです。


●第1位:茶葉と地酒のセットギフト(+でがらし活用レシピ)(375ポイント)

意外にもまだ身近になかった組み合わせです。
とくに、地場の茶と地場の酒、たとえば地場の器等も組み合わさると、静岡発の唯一無二の贈り物になります。
個人的には、お茶と静岡の銘水を組み合わせるだけでも面白いと思います。他地域では水がまずい故に茶の味を落とす、ということが多々あるようなので。






その他の結果も集計しています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.mybrand.jp/event20100708.htm


そして、次回の開催の日時が決定しました!
第2弾は、10月28日(木)夜19時スタートです。
場所などの詳細は決まり次第追って広報します。

Our Brand みんなのアイディアを商品化 第二弾








ブログ上でも投票を受け付けました。 http://mybrand.eshizuoka.jp/e587583.html
Our Brand  静岡のオリジナル商品を一緒に開発しましょう。
http://www.mybrand.jp/event20100708.htm
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/

  


2010年09月14日 Posted by Owner at 11:52Comments(0)Our Brand(みんなでつくる新商品)

願いごとの短冊、織姫と彦星のもとへ

七夕の願いごとを夏の夕空へ・・・
たくさんの願い事をありがとうございました。




蜩(ヒグラシ)の無く、山の奥で。


お店にご来店いただいた皆様の短冊を、
夏の夕空に舞い上がる炎と共に、成就祈願いたしました。

イベントの様子(2010年8月11日夕刻撮影 @足久保sato)








大勢の方に、願い事の短冊を飾っていただき、こころより感謝いたします。
皆様の願い事が成就することを、心よりお祈りしています。



         *      *      *



旧暦の七夕の時期にちなんで、少しだけ七夕の話題を書きます。

もうご存知の方もいらっしゃるかもしれないですが、
七夕といえば、牽牛星(彦星)と織女星(織姫)伝説が有名です。



天の川でさえぎられるふたつの星。


夏空をみあげると、こと座の1等星ベガの織姫、
わし座のアルタイルの彦星を見つけることができます。
二つの星の間には、天の川が流れており、年に1度だけ七夕に再開できるという逸話です。



一見二人は遠距離恋愛をしているような雰囲気ですが、
実は、織姫と彦星はすでに夫婦なんですね。

2人とも働き者(織姫は機織り、彦星は牛飼い)だったことを、
天帝が認め、晴れて結婚。

ところが、結婚生活が楽しすぎて、
働かなくなったことに天帝が怒り七夕の日以外は引き離してしまった、と。


いざこざがあったのではないのに、離れ離れとはなんとも哀しい・・・
でも、それゆえに美しいのかもしれません。


今年、新暦の七夕は雨でしたが、
旧暦七夕(8月16日;国立天文台発表)の天気はどうなるでしょうか?



再開できるといいですよね。



七夕について詳しい物語を知りたい方は、こちらもご覧ください。







CAFE capuのホームページ
http://www.cafecapu.com/
旬なライフスタイル 文月編(旧暦7月7日)
http://www.mybrand.jp/lifestyle_0707.htm
マイブランドのホームページ
http://www.mybrand.jp/

  


2010年08月12日 Posted by Owner at 17:03Comments(0)季節のしきたり豆知識

私事ではございますが・・・

私事で大変恐縮なのですが、皆様に報告があります。



先日、婚約いたしました。
26歳の夏でした。


     *      *      *



職人さんをはじめ皆々様に、事前に多大なお力をお借りしたこと、
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。


7名の職人さんのアイディアと労力をお借りして、
私自らも制作に携わった贈り物がこちらです。








企画の段階から、完成まで、
なんと1ヶ月というスピード開発でした。
(写真は、すべて地場の資産を結集した作品です)

3段ギフトボックス構造になっており、3段目に本命の贈り物を忍び込ませました。



幸いにも、彼女はとても喜んでくれたようなので、
すばらしい一日となりました。


ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。











一部は、実際に商品としてリリースしています。
http://shop.mybrand.jp/products/detail.php?product_id=17
3段ギフトボックスもまもなく販売開始です。静岡の職人技の結集をお楽しみください。
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/
  

2010年08月02日 Posted by Owner at 23:29Comments(4)プライベート

【投票受付中】みんなで静岡のオリジナル新商品をつくる

みんなで一緒につくる、静岡のオリジナル新商品 Our Brand
第一弾イベントが無事終了しました!



Our Brand みんなのアイディアを商品化



以前、こちらのブログで事前告知させていただいた、Our Brandプロジェクト

一般のみなさまと、生産者・職人が顔を突き合わせて意見交換しながら、新しい商品アイディアを生み出すという新しい試み、その第一弾イベントを開催しました。


ふたを開けてみたら15名もの皆様にご参加いただき、
さらに、100個近いアイディアの中から、25個の厳選アイディアが提案されました。


     *      *      *

まずは、無事第一弾のイベントを終える事ができたことに、
皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。



会場は、静岡市水落交番近くのフォークテラス海風です。




茶、米、染物、3名の生産者と職人さんをゲストに




①お米のテーブルでは、化粧品への用途の提案も



②染物のテーブルでは、色落ちも視野に入れたジーンズを染める提案がありました。



③お茶のテーブルでは、「あたり」入りの茶葉の提案が


イベントでは、帰り際に参加者の皆さんによる「面白いと思うアイディア」への投票も受け付け、こちらは只今集計中です。

票の多いアイディアに関しては、これから実際に商品化を目指します。

この記事をご覧頂いている皆様にもぜひご参加いただきたいと思うので、面白いと思ったアイディアのアルファベット、ぜひコメントに投票いただきたいと思います。 清く、面白き一票、お待ちしております。





以下、各グループで厳選されたアイディアの一覧です。



○A○ (染)誕生花で染物+記念品→ギフト(例えば11月17日なら、みやこわすれで染め上げる)

○B○ (茶)茶葉まで食べる事ができる、説明書付き商品

○C○ (米)お米の田植えから、調理、食べるまでを一つのイベント商品に(お菓子などもつくる)

○D○ (米)黒米・赤米ダイエット ー 他の米と比較して味があり、良く噛むので、他の調理の味付けが薄くなりダイエットにつながる(レシピ本も作る)

○E○ (米)お米を食育につなげる

○F○ (染)お茶染めのインテリアで進出・・・壁紙はお茶で消臭効果、お茶カフェにも(その他、のれん、照明、障子など)

○G○ (染)お茶染めで、和柄アロハ(魚河岸的な、簡単な仕立て→染め直しできる)

○H○ (染)染物体験イベント、お祝いに縁起物の植物で染める

○I○ (茶)茶葉の中に、“あられ”などの当たり付をつくる。(茶葉が開いて花になる)

○J○ (茶)お茶のお風呂(お茶ブロ+冷茶・冷酒のセット)※おじさん用?

○K○ (茶)氷だし茶の専用茶器

○L○ (米)化学着色料の代わりに、黒米、赤米、緑米

○M○ (米)料理教室 ・OLは必見!はと麦をつかった美白レシピ ・受験生あつまれ!黒米をつかった目にやさしいレシピ (いずれも、効能をはっきりさせる)

○N○ (米)お米の食べれるパック(化粧品)

○O○ (米)土器等をセットで、古代米として販売(お弁当等)

○P○ (米)子供のお弁当の彩りに、黒米、赤米メニュー

○Q○ (米)菓子類

○R○ (茶)地酒+茶葉のギフト(+でがらし活用レシピ)

○S○ (茶)あじさいの葉っぱ(甘い)と、緑茶を混ぜたフレーバーティー

○T○ (茶)誕生月の草花+お茶(フレーバーティー)

○U○ (染)お茶のティッシュ、お茶のマスク(繰り返し使う用として、吹き付け用お茶エキスも)

○V○ (染)ー

○W○ (染)お茶染めの、カテキンの殺菌効果を活かした手ぬぐい

○X○ (染)お茶染めのジーパン(固めの布で丈夫で色落ちしても味が出るもの。ヨガマット、ブランケットなど)

○Y○ (染)畳の縁に、畳を染める

○Z○ (染)お茶染めが揃った茶室をつくる(掛け軸、障子)





※投票は、コメントにて受付中です。
頃合いを見て、マイブランドのホームページにて集計結果を発表します。



ご協力いただいた海風のオーナー(写真一番左)と一緒に







Our Brand  静岡のオリジナル商品を一緒に開発しましょう。 http://www.mybrand.jp/event20100708.htm
フォークテラス海風のホームページ http://plaza.rakuten.co.jp/umikaze12/
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/

  


2010年07月11日 Posted by Owner at 04:54Comments(5)Our Brand(みんなでつくる新商品)

7月限定スイーツメニュー@静岡CITY

▶7/7〜31 静岡のお店で、お茶姫スイーツが食べられます。
第一弾:CAFE Capuレポート



3種類の食感が楽しめる、やぶきた姫の寒天アイスクリーム



さっそく、いただいてきました。
7月7日七夕の夜に。

やぶきた姫を煮出したエキスで作った寒天の上に、
茶殻を混ぜ込んだ荒削りの氷とアイスクリームがのった特製スイーツです。
CAFEカプーの店主のchiiさんが、今回のためにメニュー開発してくださいました。

こちらが、清沢のやぶきた姫



この期間限定メニューは、7月31日まで定休日を除いて、
店頭にて注文が可能です。

ぜひぜひ、足を運んでみてください。













詳しくは、こちらをご参照ください。



お茶姫スイーツが静岡のお店で食べられます。
http://www.mybrand.jp/event20100707.htm
CAFE capuのホームページ
http://www.cafecapu.com/
お茶姫のご購入はこちらから
http://shop.mybrand.jp/products/list.php?mode=search&name=%E5%A7%AB&Search.x=0&Search.y=0&category_id=
マイブランドのホームページ
http://www.mybrand.jp/

  


2010年07月07日 Posted by Owner at 03:00Comments(0)開催イベントのご案内

7月8日イベント告知:職人と生産者と交流会&新商品開発

▶7/8(木)19:00〜 イベント告知
生産者・職人と消費者をつなぐ交流イベント
静岡のオリジナル新商品を、一緒に開発しませんか?



Our Brand みんなのアイディアを商品化



私は静岡にかれこれ四半世紀くらい住んでいながら、地元に素晴らしい職人さんや生産者さん、素晴らしい逸品、そしてそこに息づくものづくりへの「思い」があったことを知りませんでした。

昨年、このような人やものに出会うチャンスを頂き、電流で体を打ち抜かれる感覚(言い過ぎか・・)だったのです。




昨年夏、山間地のイベントで、プライベートで偶然知り合った、お茶の清光園の杉山さんとは、半年後の今では、新しい商品を一緒に開発するお付き合いをさせていただいています。

本山茶から天然草木染めをする職人4代目の、鷲巣さんとは、やはり昨年夏にご縁があって、それからは草木染め体験までやらせていただいて、今も仲良くさせていただいています。



この私と同じ思いを、静岡にお住まいの方々に少しでも味わっていただきたい・・・
そう思って、職人/生産者と消費者の集い・交流会を、
私も関わっているCAFE大学の協力を得ながら、実現しました。


「地元に目を向けてみる、するとそこには実は宝の宝庫でいっぱいある」
「知らなかっただけ。でも知らない=無い事と同じ」

まずは、みなさんに知っていただきたい。
こんなものがあるんだ、と。



    *    *    *


知ることから全てが始まります。
知った次には、消費者みなさんが求めているものを、
職人や生産者の技術で、ぜひ形にしていきたい。

消費者の求めるもの + 職人/生産者が世に出したい一歩進んだアイディア
これをドッキングして形にするのが、私の理想です。



まぁ、ここまではいかなくとも、
まずは少しでも何か気づきを得ていただければ嬉しいです。

    *    *    *


お時間、ご都合があうという方は友人をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
当日は、フォークソングが流れる水落交番ちかくのお店にて、軽食と美味しいお茶を出して、
生産者、職人と一緒にお待ちしています。(まだ半分近く空きがあります。)


詳しくは、こちらをご参照ください。

Our Brand  静岡のオリジナル商品を一緒に開発しましょう。 http://www.mybrand.jp/event20100708.htm
CAFE大学オフィシャルページ http://cafedai.eshizuoka.jp/
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/

  


2010年06月26日 Posted by Owner at 06:13Comments(0)開催イベントのご案内

学生のアイディアを、商品化!

学生と始める、新商品開発



昨日、磐田にある県の農林大学校にお呼ばれされ、1日講師をしてきました。
テーマは、「考える授業 Thinking Class」——

「授業」という言葉は一方的な感じがして、個人的にあまり好きではないのですが、他だとしっくりこなかったのでやむを得ずそう呼んでいます。

90分×2コマという、特大な時間枠を拝借したからには、中途半端なことは出来ないだろうということで、休日準備に9割の力を注ぎ、昨日の本番に臨みました。


Thinking Classのプレゼン ⇒資料のDownloadはこちら



対象は、農林大学校の1年生と2年生。
通常の大学でいうと、3、4年生なので、就職活動まっさかり。

動かなければいけないと思いながらも、足が重い。
たぶん、目的が見えなくて悩んでるんじゃないか。
そんな印象を受けたので、やらされてる感から脱皮するためにも、自発性をもつことの大切さに気づいてもらうという目的で、3時間を使いました。

前半は、自分の「したい」をあぶり出して、そのための「手段」を考える内容。
後半は、自由な発想から新しい物を生み出す体験をしてもらうために、農産物を活用した商品開発実習を行うという内容。

この日のために、農林大学校の先生方が、大学内外から数十種類にも及ぶ野菜を手配してくださいました。


がっこう八百屋には、学生の列が…(最初は机一杯でした)



最初は硬かったグループの雰囲気も、最後は協力体制に。




さすがは学生です。
各グループからこんな案が出ていました。


○消臭茶枕
○おっちゃ(茶)ん(キャラクター商品)
○卵の殻の中にプリン
○ベジタブロ(野菜の入浴シリーズ)
○食べられる便箋(農産物でつくられた手紙。読み終わったら食べることも可能)


さすがは20人近いアイディアの結集。脱帽ですね。
各々のグループごと、アイディアを詰めて「新商品の宣伝チラシ」を作成中です。

次回、この続きで発表してもらうことになっているので、
どんなものを作ってきてくれるか、楽しみです。

     *      *      *


今回の講義を通じて、自分自身とても多くの気づきが得られました。

「どうしたら相手に伝わるか」
「どうしたら相手の心を動かせるか」

考えていたのはその2つだけでしたが、学生のアンケートでの反応を見る限りでは、
どうやら、「考える」という難易度の高い作業に一生懸命チャレンジしてくれた様子なので、
少しは報われた気がしました。


これを機に、自分自身ももっともっと高めていかなければ。


農林大学校、研究部の学生のみなさん





静岡県立農林大学校のホームページ http://www6.shizuokanet.ne.jp/usr/noudai/hyousi.htm
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/

  


2010年06月15日 Posted by Owner at 22:01Comments(0)学生と商品開発

◆◇短編小説◇◆『お茶姫の嫁入り』

短編小説の、始まり始まり!
こんなにも変わってしまう、お茶のお姫様



ご無沙汰しています。久しぶりの更新となりました。
前回、屋久島の話を紹介したきり、長い時間が経ってしまいました。

それにはちゃんと、理由があります。
実は、お茶の娘たちの嫁入り準備で忙しかったのであります。(言い訳?)


ようやく姫を人様にあげられる準備が整ったのです。輿入れです!!
やっと。。ここまで長かった・・・
生みの親である清沢の杉山さんは、さらに辛かったことでしょう。
お疲れさまでした!


ちょっとかしこまった、茶農家の杉山さんご夫妻




新商品のカットオーバーを記念して、このブログからもさっそく物語を発信しますよ!
シリーズ第1話は、あら茶姫を書いてみようと思います。
今回は、趣向をかえて、短編のノーベル形式です。


あるひとりのお茶姫が、2パターンの全く異なる数奇な生涯をたどることとなります。
では、さっそく物語を始めましょう。




      *     *      *


むかし、あるところに、
僧界では名高い、鎌倉時代の国師さまがいらっしゃった。

その国師さまは、宋から仏書千余巻とともにもち帰ったある種を、
静岡の山間地にもちこんで、まいたといわれている。

その場所は国師さまの生まれ故郷の、大川(現在の清沢地区の一部を含む)という土地であった。




種は発芽し、年々山あい一帯にひろがってゆき、
ついには国師さまのまいた種の孫たちは、子へ、孫へと命を託し、
子孫たちは、ついに現代の社会へと旅立っていくこととなる。




そのなかに1人、ある物静かな娘がいた。
彼女は日陰で育ったせいか、どちらかというと内向的な性格、いや、良く言えば控えめでしとやかな印象であり、ほのかに良い香りのする純粋無垢な娘だ。


その娘の名は、あら茶姫という。



あら茶というと、荒いイメージがあるが、実はそうではない。
ありのまま、天然そのままなのである。少し社会経験がない分だけ、
研ぎすまされて、揉まれた感じは少ないが、それもご愛嬌のうち。

芽、葉、茎、すべてがそのまま、生まれたての状態で、
混じりっけなく、人格が形成されてきたのだ。
良く言えば、純粋で、白無垢。
これから嫁ぐ先には、素直で純粋な姿勢で接していくことだろう…。

もちろん、すっぴんなままで…




     *      *      *

さて、そんなあら茶姫であったが、
実は、彼女の中には秘めたる思いがあった。

幼い頃からずっと田舎育ちで、もの静かに従順に従ってきた反動か、
少しだけお街という華やかなステージに憧れる、
若い女の子なら誰でも抱く、淡い恋心とともに燃え上がる感情である。


あら茶姫は、ひかえめながらも凛としているところがある。
それは、きっと生まれ育った清沢という土地、自然の厳しさがそうさせたのだろう。
彼女の中で何かたがが外れたとき、もう1人の彼女をかいま見ることとなる。




お街デビューを果たしたあら茶姫はすっかりおめかしに夢中になり、
「姫」とよぶより、「君」。表現をかえれば「プリンセス」から「クイーン」になっていた。
彼女は、街で色々な社会経験を積み、火入れがされ少し柔軟になり、
相手の好みにあわせる社交性まで身につけていた。

「惣八の君」と名乗る彼女は、それはそれで人にもてる。
でも、あら茶だった頃の純粋無垢な部分は少し薄まり、
大人のシティーレディになった。

いつでもばっちり、化粧を決めて…。




嫁ぐ準備ができているお茶姫、「あら茶姫(もう一つの名を惣八の君)」。
これからどのような出会いと、出来ごとが彼女を待ち構えているのだろうか。
この続きは、皆さんが刻んでいくことになるだろう。

どちらでも、親としては幸せになれればそれでいいのだ。
どちらも、彼女の立派な生き様なのだから。






    *     *     *


さて、2パターンの姫の生き方をみてこられて、
みなさんは、どんなことを思われましたか?

実は、これ、すべてお茶を擬人化して物語にしています。
実際の姫は、紛れもなくお茶の性格そのものなのです。



あまりしゃべりすぎてもきりがないので、この辺りで!
この続きはぜひ、お試しいただければと思います^^



※関連情報

あら茶姫について http://www.mybrand.jp/arachahime.htm
惣八の君について http://www.mybrand.jp/souhachinokimi.htm
本山茶について http://www.mybrand.jp/honyama.htm
煎茶について http://www.mybrand.jp/sencha.htm
緑茶の効能について http://www.mybrand.jp/cha_effect.htm
お茶の清光園さんのブログ http://seikouen.eshizuoka.jp/
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/

  


2010年05月24日 Posted by Owner at 01:13Comments(0)マイブランドの最新情報