ホワイトデーはお酒な1日

富士山とお酒とまちおこし。
人の集いがつくるお酒の味


今日は3月14日。
世の中は、チョコレートのお返しムードで沸く中、静岡県芝川町の柚野地区では、富士錦酒造株式会社が主催する村おこしイベント、富士錦蔵開きで沸いていました。

昨年から縁あってお付き合いいただいている、清水のみかん農家の片平さんに招待していただき、いつものように、nikonのカメラを持って突撃取材をしてきました。

酒造りの伏流水の源。富士宮から眺める富士。


朝9時にはすでに大勢の人が…。



このお祭りは、年に一度、富士錦のお酒が無事仕込み終わったことを祝い、地元の柚野地区の市民を巻き込んで開催され、今年で14回目になるそうです。
社長のお話では、実に1日で1万5000人もの人が県内、県外から訪れるそう。富士宮で注目されているまちおこしの成功事例ともいえます。

来場者には無料で酒や甘酒が振る舞われる。


富士錦酒造が会場となっているのですが、ネックとなるのは駐車場。
酒造会社1社ではとても何千台という車を収容出来ません。

そこで、この近隣の中学校、企業がこの日だけ駐車場を提供し、そこからシャトルバスが出るという、まちを上げての取り組みとなっている点は注目すべき点だと思います。



酒好きな僕も、今日はドライバー。
無料で振る舞っていただいた甘酒をすすりながら、蔵の見学をしました。
ここにその一部を紹介します。

富士錦酒造の伝承技法「和釜蒸し」


これは、本物の麹(こうじ)です。



大人の社会科見学が終わると、今日お誘いいただいたみかん農家の片平さん親子と合流。
パシャっと一枚。

ここのはるみが、本当に甘くて美味しいんです!


最後に、片平さんの従兄弟にあたられるという、富士錦酒造の社長、清(きよじ)さんをご紹介いただき、ご挨拶してきました。



そこであったなるほど話を一つ。
日本酒の色は、白か透明が当たり前と思ってる私たちにとっては驚愕の事実を知りました。
ほんとうは、お酒には色があるんです!それも緑茶のように薄い緑色。
消費者向けに、炭を使って色を抜いているのだそう。

皆さん知ってました?




富士錦酒造株式会社、社長の清(きよじ)さん



今日は、お酒には酔えなかったけれども、普段知らないお酒を知ることができた1日でした。
お酒なホワイトデーのお返しもよかったかな。  


2010年03月14日 Posted by Owner at 23:56Comments(0)しずおかの「素材」特集