学生のアイディアを、商品化!
学生と始める、新商品開発
昨日、磐田にある県の農林大学校にお呼ばれされ、1日講師をしてきました。
テーマは、「考える授業 Thinking Class」——
「授業」という言葉は一方的な感じがして、個人的にあまり好きではないのですが、他だとしっくりこなかったのでやむを得ずそう呼んでいます。
90分×2コマという、特大な時間枠を拝借したからには、中途半端なことは出来ないだろうということで、休日準備に9割の力を注ぎ、昨日の本番に臨みました。
Thinking Classのプレゼン ⇒資料のDownloadはこちら |
対象は、農林大学校の1年生と2年生。
通常の大学でいうと、3、4年生なので、就職活動まっさかり。
動かなければいけないと思いながらも、足が重い。
たぶん、目的が見えなくて悩んでるんじゃないか。
そんな印象を受けたので、やらされてる感から脱皮するためにも、自発性をもつことの大切さに気づいてもらうという目的で、3時間を使いました。
前半は、自分の「したい」をあぶり出して、そのための「手段」を考える内容。
後半は、自由な発想から新しい物を生み出す体験をしてもらうために、農産物を活用した商品開発実習を行うという内容。
この日のために、農林大学校の先生方が、大学内外から数十種類にも及ぶ野菜を手配してくださいました。
がっこう八百屋には、学生の列が…(最初は机一杯でした) |
最初は硬かったグループの雰囲気も、最後は協力体制に。 |
さすがは学生です。
各グループからこんな案が出ていました。
○消臭茶枕
○おっちゃ(茶)ん(キャラクター商品)
○卵の殻の中にプリン
○ベジタブロ(野菜の入浴シリーズ)
○食べられる便箋(農産物でつくられた手紙。読み終わったら食べることも可能)
さすがは20人近いアイディアの結集。脱帽ですね。
各々のグループごと、アイディアを詰めて「新商品の宣伝チラシ」を作成中です。
次回、この続きで発表してもらうことになっているので、
どんなものを作ってきてくれるか、楽しみです。
* * *
今回の講義を通じて、自分自身とても多くの気づきが得られました。
「どうしたら相手に伝わるか」
「どうしたら相手の心を動かせるか」
考えていたのはその2つだけでしたが、学生のアンケートでの反応を見る限りでは、
どうやら、「考える」という難易度の高い作業に一生懸命チャレンジしてくれた様子なので、
少しは報われた気がしました。
これを機に、自分自身ももっともっと高めていかなければ。
農林大学校、研究部の学生のみなさん |
静岡県立農林大学校のホームページ http://www6.shizuokanet.ne.jp/usr/noudai/hyousi.htm
マイブランドのホームページ http://www.mybrand.jp/